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DIY

賃貸でも吸音材を壁、天井に設置する方法!

吸音材はどんなDTMルームにも必要なアイテムですが、とにかく張り付けるのが難しいです。

まず、正しい取り付けの方法は「コーキングガンを使用したコーキングでの接着」です。

過去に取り付けを経験した中で断トツの接着力、安定感を誇りました。

ただしこの取り付けでは剥がすときに吸音材はほぼ間違いなくだめになるし、壁にはシリコンや千切れた吸音材が残ります。

これではハードルが高すぎて一般の家では採用が難しいです。(特に賃貸)

しかし、両面テープでは吸音材は簡単に剥がれ落ちてしまいます…

そんな取り付けに苦労しまくる吸音材を

「賃貸でも可能な、落ちてこない取り付け方」があります。

この記事でお伝えするのは、次の3つです。

  • 「貼る」のではなく「吊る」方法(壁も天井もいけます)
  • 画鋲の穴が賃貸で本当に問題になるのか
  • 開けてしまった穴の直し方(コーキングという材料で普通に消せます)

天井への取り付けも解説していますので、そちらが目的の方は目次から飛んでください。

その前に:吸音材と遮音シートは別物です

ここでひとつ、とても大事なお話をさせてください。

「吸音材」「遮音シート」「防音シート」という言葉が混ざって使われがちなのですが、これらは役割も重さもまったく違います。

吸音材 は、部屋の中で音を吸ってくれるものです。反響を減らして、録音や音楽制作をしやすくします。この記事で扱っているSONEXのようなスポンジ状のものですね。

遮音シート は、音を外に漏らさないためのものです。ゴム系の素材で、音を跳ね返す役割をします。

そして重要なのがここです。

遮音シートは、めちゃくちゃ重いです。

製品にもよりますが、1平米あたり1kg前後あるものも珍しくありません。スポンジの吸音材とは重量が桁違いです。

遮音材は今回紹介する方法では取り付けられないので記事では取り扱いません!

壁ならまだしも、天井でやると確実に落ちてきます。あの重量のものが上から落ちてくるのは本当に危ないので、これは絶対にやらないでください。

遮音シートを賃貸で使いたい場合は、壁に直接施工するのではなく、自立した壁(吸音パネルや二重壁)を室内に作って、そこに施工するのが現実的です。ディアウォールやラブリコで柱を立てて、そこにベニヤと遮音シートを貼っていくイメージですね。

大掛かりに聞こえるかもしれませんが、賃貸で遮音(音漏れ対策)をしようとすると、どうしてもそこまで必要になります。

「反響を抑えたい」なら吸音材でこの記事の方法。「音漏れを止めたい」なら遮音シートで別の方法。 ここを間違えると、お金も労力も無駄になってしまうので、まず自分がどちらをしたいのか確認してみてください。

ずばり、画鋲を使います

まず初めに伝えておかなければいけないことがあります。

それは「画鋲を使用する」ということです。

「いやいや!絶対穴開けたくないねん!」

と、思われるかもしれません。

ごめんなさい、穴はあけるしかないです!

でも安心してください!

そもそも画鋲はOKなんです

まずは長いですがこちらに画鋲についてまとめられているので見てみてください。

画鋲の穴があろうがなかろうが、日焼けなどその他の理由で敷金で壁紙を張り替えになる場合もあれば、画鋲穴があっても家主さんが直してくれる場合もあります。

つまり、画鋲の穴だけが原因で張替になることはまずないのです。

もちろん限度がありますし、穴は小さいに越したことはありません。

あとこのガイドラインには天井の記述がありません。

天井も壁と同じような壁紙が張ってあるなら大体作りは同じなので、目立つ穴は残らないと思いますが、古い物件だと木の板に壁紙を張っている場合がありますのであくまで自己責任でお願いします。

具体的な取り付け方

準備する道具

  • 針金
  • ボールペンや鉛筆などの細い円柱状の物
  • 穴の目立たない画鋲やフック
  • 吸音材
  • ニッパー/ラジオペンチ
  • 取り付け器具を見えないようにしたい場合は釣り糸など

準備物は以上です。

ほとんど全部100円ショップで買えますね!

まず針金です。材質によりますが太さは1.00mm~1.6mmほどあれば十分です。

こんな感じのやつです

間違っても園芸用のビニールで覆われた幅広のものは買わないでください。

色ですが、壁紙に合わせると目立ちませんので、見せたくない場合は壁紙に合わせてください。

穴の目立たない画びょうやフックです。

僕は穴開けてもいい物件なのであえて見せたくてねじ込みフックを使っていますが、さすがにこれはダメなのでマネしないでください!

普通の画鋲でも問題ないと思いますが、心配な方は穴の目立たないものを使われるといいです。

付属のフックを曲げれば天井に取り付ける時にも使えそうです。(本来の使い方ではないので耐荷重に注意)

吸音材はうちはSONEXのものを使用しています。本当によく吸います!

僕はそのほかの吸音材を使ったことがないのでその他の吸音材についてはお答えしかねますが、この吸音材の吸音力に僕は満足してます。

最後にひもですが、僕はあえて見せたかったので麻紐を買ってきました。

まずは針金の加工

まずは針金の加工を行います。

ボールペンにぐるぐると巻き付けます。

4周か5周くらいで十分です。

巻けたらそのまま引き抜いて、もうひとつ輪っかを作ります。

こんな感じで、輪っかと輪っかが90度になるようにしてください。

で、余った端っこを少し残して切って輪っかがほどけないように巻き付け、反対側の輪っかは少し引っ張って伸ばします。

これが吸音材を吊るための金具になります。

そう、貼るのではなく「吊るす」のです。

吸音材1枚につき、この金具を2つ作って、両サイドにねじ込みます。

こんな感じです。

この状態で引っ張っても大体、針金が伸びるばかりで吸音材が千切れたりはしません。

あまり柔らかい針金を使うと吊ったときに伸びやすく、太すぎると輪っかを作りにくいので程よい硬さのものを選びましょう。

壁にフックや画鋲を付けて吊り下げますます。

この時に針金を伸縮させて水平になるよう、見栄えもある程度整えましょう。

この金具を見せたくない方は最初の段階で輪っかを90度ではなくほぼ水平に作って寝かせましょう。

吸音材に差し込んでからだと調整が難しいので最初の段階で見えにくいように作ることをお勧めします。

天井に取り付ける場合

天井に取り付ける場合

さて、ここからが本題という方も多いと思います。天井です。

天井の吸音はめちゃくちゃ効果を感じます。 壁だけ処理して天井を放置していると、上下方向の反響がそのまま残るので、正直もったいないです。

やること自体は壁と同じで、針金の金具を吸音材の両サイドにねじ込んで吊るします。ただ、天井には天井特有の注意点があります。

あと、冒頭にも言ったように天井はくれぐれも自己責任でお願いします。

1. 金具とフックの間に紐を入れてください

天井に綺麗につるすのはかなり難しいです。壁と違って、少しのズレがそのまま「傾き」として見えてしまいます。

なので金具とフックの間に、長さ調節のための紐を入れることをお勧めします。 取り付けてから微調整できるので、格段に楽になります。

僕は麻紐を使いました。摩擦が強いので、吸音材を吊っても結び目が動きません。ツルツルした紐だとずるずる下がってくる可能性があるので、なるべく摩擦のある紐がいいでしょう。

紐の結び方は蝶々結びの派生形みたいなやつです。

こちらに詳しい結び方が載っていたので参考にしてみてください。

横から見ると波打ってますが下から見たら案外わかりません

うちは天井がRになっているのでこんな形です。

完璧に揃えようとすると心が折れるので、下から見て気にならなければOK、くらいの気持ちでいきましょう。。

2. 輪っかを伸ばしすぎると貫通します

「吸音材の厚み」と「輪っかを延ばす長さ」 の関係に気を付けてください。

貫通してしまうと、そこから吸音材が裂けやすくなります。

3. 落下前提で考えてください

正直に言うと、天井は落ちる可能性がゼロではありません。

特にピンが1本しかないタイプのフックを使ってしまうと抜けやすいので、2本以上のピンを使うフックをお勧めします。

なので、真下に高価な機材やモニタースピーカーがある場所には、最初から吊らないのが賢明です。デスクの真上を避けるだけでもだいぶ違います。

そして完成!

背中側のソファーの上にもこの通りです。

壁の穴の補修(コーキング)

そして、最後にコーキングのお話です。

もちろん失敗せずにするのが一番いいのですが、

どうしても失敗して位置をずらしたりすると穴が増えます。

開けてしまった穴をふさぐにはコーキングを使用します。

コーキングとはこんなやつです。

使い方、というほどのこともございません。

ポイントがあるとすればとにかく色を合わせることです。

色があっていれば大丈夫、穴の上にちょこっと乗せてさっと拭くだけで見事にわからなくなります。

穴が大きくなるとクロスの柄に合わせていい感じに凸凹させて塗ったりと、難易度が少し上がります。

塗ってすぐはどうしてもそこばかり見て不安になるかもしれませんが、

「3歩下がって振り返ったとき、すぐに補習したところを発見できない」くらいに穴がわからなくなっていれば十分うまくいってると思います。

ただ、冒頭の画鋲使用に関するリンクの記事にも書いていたように、

無理に補修して汚してしまったりすると逆効果です。

あくまで自己責任でお願いします。

最後に

ここまで読んでいただきありがとうございました。

「やっぱりどうしても穴をあけることはできないわ!」

って思われた方にはお役に立てなくてすみません・・・

それでは!