DTMや音源づくりで誰もが苦労するのが「部屋鳴り対策」です。
特にマイクを使って録音するとなればなおさら。
部屋の音が取れすぎるとどんなに上手にミックスしても音が遠くなってうまくいきません。
対策としては壁や天井に吸音材を張ったり、床にラグを敷いたりというのが一般的ですが、最近は
「リフレクションフィルター」を活用することも多くあります。
僕も実際にずっと導入しようと考えていたのですが、ずっと気がかりだったのが
「ダイナミックマイクでもまともに使えるのか?」というところです。
フィルターから先が飛び出しまくってたら意味ないんじゃないの?ってめちゃくちゃ思っていました。
今日はそのあたりを書いていこうと思います。
「SE ELECTRONICS RF-X」を購入
部屋の天井が緑なので赤色を購入しました。クリスマスカラー的な感じです。
ほかにもいろいろな選択肢がありますが、こちらは比較的安価なモデルで1万円しません。
ただ、あちこちのレビューに「安いモデルは調整箇所が少ない」「調節がうまくできないからダイアフラムがフィルターから外れてしまう」など不安になることがたくさん書かれていたり・・・
それもあってずっと踏ん切りがつかなかったのですが、この度たまったポイントで購入しました。
僕の場合はコンデンサーマイクのような繊細なマイクを扱える環境ではないのでダイナミックで録音することがほとんどです。
それでも部屋なりが結構邪魔をするので(特に歌はボリュームもすごいので跳ね返りがすごい)このフィルターを使いたい。
果たして取り付けできるのか!
ダイナミックも全然大丈夫!長いマイクは厳しいものも・・・
取り付けてみたところ、ほとんどのマイクで使えそうでした!
こんな感じでコードは結構フィルターに食い込ませる感じで後ろにめいっぱい下げてみると
58サイズだとこのくらい
57だとこんなイメージ。アコギもいけそうです。
こちらはゼンハイザーのe965です。これはコンデンサーなのですが、参考までに。
こういった長いマイクだと結構はみ出します。
大体のダイナミックマイクはうまく取り付けできそうですね!
しかし、こういったはみ出したマイクでもリフレクションフィルターの効果はかなり確認できました。
マイクを覆っていなくても、そもそも跳ね返る音の量自体がかなり少なくなるので効果をかなり感じました。
もちろん、なるべくフィルターに近づけたほうが跳ね返る音はよりたくさん抑えられるので、近づくに越したことはないのかなあと思いますが、そうでない場合も一定の効果を発揮できます。
ダイアフラムとの高ささえあっていれば効果を発揮してくれます。
僕はこれを使って録音したのちにizotopeのRX-8でリバーブ成分を調節して素材をきれいにしています。
かなり素材のクオリティが上がりました!
ダイナミックマイクでもかなり効果があるので部屋なりでお困りの方にはお勧めです。
(ぜひ絨毯や吸音材などの部屋の調節も合わせて行ってください!)
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