こんにちは寺田です。
多くの方が悩む、
メロディがかけない。思いつかない。なぜかいつもダサい。DAWを立ち上げて何もしないまま時間が過ぎる。
そんな悩みを持った多くの人に出会いました。そんな多くの方に見られた共通の特徴がありますのでその特徴と対策を紹介します。
参考にしていただけたらと思います。
1.音楽を聴いた経験、時間が圧倒的に少ない
いつも作曲の添削を依頼してくださる方がいらっしゃるのですが、その方は上達はしていたのですが、どうにもメロディがきれいになっていきません。
その方とお話をすると「音楽はあまり聴きません」とのこと・・・
どうやら積極的にいろいろな音楽を聞くことはなく、「好きな曲を何度も繰り返し聴く」「同じ系統の音楽ばかりを聴く」ようで、それ以外は聴かないそうです。
一点特化でセンスを磨くのも悪くありませんが、その好きなジャンル、アーティストも必ずほかのジャンルや音楽から影響を受けています。
それらの隠された他ジャンルのエッセンスが必ずそのアーティストの個性や味を生み出しています。
「じゃあロックの原点のブルースを聴くの?眠くなっちゃうよ」
ってハードなタイプのロックがお好きな方。大丈夫です、そのアーティストのインタビュー記事などをあさっていただければ必ず影響を受けたアーティストがどこかにかかれています。
そのアーティストの中で好きだなと思ったのを聴くといいですよ。
ロックのルーツはブルースだからっていきなりロバートジョンソンを聴く必要はありません。
興味がわかなければ右から左に流れちゃいますから。
2.覚えている曲が少ない
メロディが歌えるだけでもかまいません。何でもいいから覚えていることが肝心です。
作曲は確かに0から1を生み出す作業ですが、本当に0では何もできません。
みんな頭の中にたくさんある気持ちいい音の並びを、無意識に参考にしているのです。
童謡しか知らない人にはブルースやジャズは作れません。
みな無意識に自分が覚えているメロディを参考にしているのです。
ぜひ音楽を聴くときに「ここが好きだな!」と思うポイントがあればその部分だけでも鼻歌で歌えるようになるといいですね。
3.演奏経験が少ない
これは前述の2にとても似ているのですが、作曲はメロディから必ず始まるものではありません。
フックとなるコード進行やリフが思いついてからそれから先がどんどん出てくることも多くあります。
そんな自分の想像力を刺激するフックを生み出すには演奏経験がとても役に立ちます。
頭の中だけで作ることが難しくても、手癖で弾いて遊んでいたら面白いフレーズができることは多々あります。
しかし、これもまた、これまでに弾いてきたフレーズがとても大きな影響力を持っています。
何も知らなければ何も弾けない。そして、あまりに演奏経験がないと、同じようなフレーズしか弾けないのです。
コピーもぜひ積極的にやっていきましょう。
4.理想が高すぎる
かっこいい曲を作るぞ!という意気込みはとても大切ですが、時に邪魔をしてしまいます。
アイディアを出した段階ですでにめちゃくちゃかっこいい!なんて曲はごくわずかです。作る過程で、いまいちだなーとか、もっといいコード進行があるなあとか、引っかかるところの修正を重ねてどんどん磨いてかっこよくしていくことが9割です。
でも、かっこいいものを作るぞって意気込みすぎるとアイディアを出した段階でかっこいいものしか許せなくなってしまうのです。
磨けば光る巨大なダイヤのようなアイディアであっても、原石の状態で誰もが美しいと感じるわけではありません。
まずは完成させてから。かっこいい悪いの判断は最後です。
5.作業に時間をかけすぎる
作曲作業に時間をかけるのはいいことでもあるように聞こえますが、個人的にはあまりそうは思いません。
長い短いには個人的な基準や、作業スピードの違いもあるので、一概に言えるものではありませんが、丁寧に作業しつつもなるべく最速で仕上げたほうがよいものになりやすいです。
正確には、よいものになりやすい。
もしくは早くできたものも時間をかけたものもそれほど差がない。でしょうか。
そのときのひらめきやインスピレーションは生ものです。
時間をかけるほど腐って(何度も聞き返すうちに飽きて)しまいます。
そうなったアイディアは何がよかったのかわからなくなって、結局うまく完成させられないことが多いです。
自分が飽きてしまう前に、最高の形に磨き上げましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
特に1の音楽を聴いていないに当てはまった方、どんどん新しい音楽を聴く時間を作って聴いていきましょう。
まったく何も生み出せない苦悩の1時間より、新しい世界に出会う1時間のほうが絶対に有意義です。
毎週1つでいいので新しいアルバムやEPを聴くといいでしょう。
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